カナディアンソーラー製の太陽光発電システムの表示用モニター(CSPCM07E・CSPCM07D)の表示内容や設定方法について

太陽光発電

自宅に設置した住宅用7kW太陽光発電システムのメーカーである、カナディアンソーラーの表示用液晶モニターについて、表示内容や設定項目、使用感等をご紹介致します。

表示用モニター(CSPCM07E・CSPCM07D)の概要

          デザインA                                 デザインB

【画面表示デザイン】
画面表示デザインは以下の2種類があります。
デザインA:発電量・売電量・消費量と電気の流れが分かるデザイン
デザインB:背景画像を任意の写真等に変更できるデジタルフォトフレームのようなデザイン

デザインBは文字が小さく発電量等の視認性が悪いので、特にこだわりがなければデザインAがおススメです。デザインBは背景画像を黒ベースにすれば、多少は見やすくなりそうですね。


【電源】
表示用モニターはバッテリーを持っていないので、常時コンセント接続が必要ですが、台座がついているので、どこにでも置くことができます。もちろん、壁に固定して使用することもできます。電源ボタンはないため、コンセントに接続すれば勝手にON,抜いたらOFFです。


【操作】
操作は全てタッチパネルであり、物理的なボタンはありません。


【物理的な接続口】
以下の3つがあります。
・電源ケーブル差込口
・データ出力用microSDカード差込口
・LANケーブル接続口


【置き場所】
我が家では、上記の写真のように書斎のデスクに置いています。本当はリビングに置きたいのですが、すでに2つのモニター(アマゾンEcho Showと寝室見守り用モニター)があるため、3つ目のモニター(発電量表示モニター)は妻の意向により置けませんでした。。。

表示用モニターは常時表示?消灯できる?

モニター自体が表示するタイミングを、設定画面から選択できます。「操作中のみ」と「発電中&操作中」の2種類です。我が家では「発電中&操作中」を選択しているので、夜間発電していないときはモニターは消えています。

「操作中のみ」を選択する場合、画面が常に真っ暗になるため発電量を確認できません。それならば、コンセントを抜いてモニター自体を片づけてしまってもよいのではと思います。

設定画面で表示可能な項目

発電量等について、データ・グラフ・カレンダー・環境貢献度の4種類の表示方法があります。

①データ
日・月・年・今までの4つの期間における、発電量・消費量・自給率・自家消費率・売電量・売電額・買電量・買電額を表示できます。売電額や買電額の単価は、設定画面から簡単に変更可能です。

①データ表示画面にて「月」を選択した場合

②グラフ
日・月・年の3つの期間における時間毎・日毎・月毎の発電量を表示できます。前日・前月・前年の発電量も比較用に表示されます。

②グラフ表示画面にて「日ごと」を選択した場合

③カレンダー
月単位表示のカレンダーに日々の発電量が表示されます。1日の発電目標を設定すると、達成した場合にお日様マークがつきます。

③カレンダー表示画面

④環境貢献度
年毎のCO2削減量やそれを石油削減量や木の吸収量に換算した値を表示することが出来ます。石油や木の本数に換算するための係数は、設定画面から自由に変更可能です。

④環境貢献度の表示画面

表示モニターは何と通信しているのか

表示モニター(CSPCM07E・CSPCM07D)は電力検出ユニット(CSPDUD)と通信することで、各種のデータを取得して表示しています。両者を接続する方法は以下の2通りの方法があります。

①表示モニターと電力検出ユニットを無線LANで直接接続する方法
②自宅のルーターを経由して表示モニターと電力検出ユニットを接続する方法


太陽光発電システムを自宅に設置した際、設置業者は①の方法で接続していたため、②のルーターを経由するルートに設定変更しました。設定方法については、説明書にわかりやすく記載があります。

②のルーター経由で接続する方法のメリットは、自宅のWIFIに接続しているPCやスマホからも発電画面を確認・操作できるようになることです。よって、発電量や消費電力量のデータをパソコンに直接出力できます。毎月、発電量をパソコンで確認したいので、地味に便利な機能です。なお、表示モニターにmicroSDカードを差し込んでデータを書き込むこともできます。

発電量データ等はどこに保存されているのか

表示モニター本体にデータが保存されるものと思っていましたが、違いました。データは表示モニターの通信相手の電力検出ユニット(CSPDUD)に保存されています。モニター自体には電源スイッチやバッテリーがついていないことに納得しました。なお、データの保存期間は20年です。

改善して欲しいところ

これまで4カ月ほど使用してみて、個人的に改善してほしいところをまとめてみました。

①電力kWの表示単位
たとえば「3.5kW」等、現状では小数点第1位までの表示なのですが、小数点第2位まで表示して欲しいです。自宅で照明や家電等を使った場合の消費電力の変化を確認したいのですが、アバウトにしか把握できません。

②表示モニターのレスポンス
タッチパネルのためスマホレベルの反応速度を期待してしまうのですが、遅いです。一方、PCやスマホで表示した際にはサクサク動くので、表示モニター自体の処理速度が遅いようです。

③自家消費率の定義
表示モニターに「自家消費率」という項目があるのですが、数値から逆算すると「自家消費電力」を「自家消費電力+買電量」で割った値のようです。

一方、ググって出てくる「自家消費率」は、「自家消費電力」を「総発電量」で割ったパーセントを示していることがおおいです。

一般的なのはどちらなのでしょうか。改善点ではなく、疑問点ですね。詳しい方がいたら教えて頂きたいです。

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