2022年8月の7kW太陽光発電システムの実績発電量です。

太陽光発電

日々の発電量

住宅用7kW太陽光発電システムの2022年8月の日々の発電量です。なお、太陽光発電システムの概要は導入検討記事の下部を参照ください。

総発電量は757kWh/月、売電量は603kWh/月、自家消費は155kWh/月、平均発電量は24kWh/日、最大発電量は38.3kWh/日、最低発電量は4.8kWh/日でした。

投資回収状況

売電額・自家消費分の電気代削減額・買電額を考慮して、投資回収状況を計算してみました。

【前提条件】
・対象期間:8/1~8/31
・売電単価:17円/kWh
・買電単価:34.1円/kWh (請求が遅く単価不明なため7月単価を使用。基本料金含む。税込)

【計算】
・売電額:10,246円
・自家消費による削減額:5,275円
・買電額:4,438円

・太陽光導入前電気料金:9,713円
・太陽光導入後電気料金:-11,083円

・投資回収:20,795円

2022年5月以降の投資回収総額は57,3594円です。
太陽光発電システム設置費用は税込み128万円のため、1,222,641円です。。。

発電量が多い夏季は毎月2万円を投資回収できているので、単純計算だと導入費用128万円を5年半で回収できそうです。ただ、冬場の発電量低下や突発的なメンテナンス費用等を考えると、回収期間は7~8年くらいでしょうか。

発電電力量と全天日射量の比較

気象庁のHPから居住エリア近傍の8月の全天日射量データをダウンロードし、発電量との相関を確認しました。
全体的な傾向は、5~7月のデータと同様ですが、右上の領域のプロットが減少しており、全天日射量[MJ/㎡]の最大値の低下に伴い発電量も低下していることが分かります。

各月の回帰式の傾きは以下の通りであり、全天日射量当たりの発電量に大きな変化はありませんでした。
5月:1.5617
6月:1.5358
7月:1.5354
8月:1.5632

全天日射量の推移

自宅に太陽光発電システムを設置した5/16以降の全天日射量の推移をグラフにしました。
5~6月と比較して、8月は日射量の最大値が落ち込んでいることが分かります。
本来、日射量は8月が最大になるようですが、今年は6月末の猛暑と、8月の天候不順の影響が出ているようです。

時刻毎の発電量と消費電力量

8月のデータを用いて、時刻毎の平均発電量と消費電力量のグラフを作成しました。
時刻毎発電量を見ると、同じ時刻の場合5月→8月の順番で発電量が低下する傾向にありました。

消費電力量のグラフを見ると、8月は13時と20時の消費量が多くなっていました。
これは、朝エアコンをつける時間と、娘の寝かしつけに寝室のエアコンをつける時間と完全に一致しています。

これまでの発電量の推移

太陽光発電システムを設置した5/16以降の発電量をグラフにしてみたところ、発電量の最大値が徐々に低下していることがわかりました。月毎の最大発電量kWh/日は以下の通りです。
5月…44.1kWh/日
6月…43.5kWh/日
7月…40.1kWh/日
8月…38.1kWh/日

前述の日射量自体の落ち込み以上に、発電量が減少していました。
理由を調べてみたところ、外気温度が高いことによる太陽光パネルの発電効率低下が原因でした。

一般的に、太陽光パネルは温度が低いほど発電効率が高く、パネル自体の温度が1℃上昇するごとに0.4%程度効率が低下するそうです。
夏場はパネル自体の温度が70℃に達するそうなので、パネル温度が25℃の時と比較すると18%程度の効率低下となります。

これは影響が大きいですね。太陽光パネルを湖に浮かべる方式の発電所もありますが、温度上昇による効率低下を抑えるメリットがあるそうです。

これまでの発電量の分布

太陽光発電システムを設置した5/16以降のデータを用いて、毎日どの程度の発電量があるのかを割合で確認しました。夏季の108日と対象日に季節の偏りがあるのはご了承頂きたいです。

結果として、30~40kWh発電出来ている日が全体の35%(38日/108日)と最も多くなりました。
意外なことに、発電量が10kWhに満たない日は全体の10%(11日/108日)しかなく、壊滅的に天気が悪い日でも蓄電さえできれば自宅で必要な最低限の電力は賄えます。

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